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Think! Think! Think! 流、相手に伝わるプレゼンの3つの構成要素


皆さんはプレゼンを行う際にどんな点を意識しているでしょうか?話す姿勢、内容、時間配分、声の大きさなどなど、プレゼンにおいて注意すべき点はいくらでもあります。

Think! Think! Think!ではメンバー全員が決められたテーマで3分間のショートレゼンを披露する機会が頻繁にあります。そこで今回はThink!Think!Think!の数多くのプレゼンを見てきた中で学んだ、相手に伝える為に必要なプレゼンの3つの構成要素について書いてみます。

プレゼンに必要な3つの構成要素=PSDとは

HRインスティテュート・野口吉昭さんの著書「プレゼンテーションのノウハウ、ドゥハウ」によると、プレゼンに必要な3つの構成要素とは次の3つを示します。

  1. P:プレゼンス(話し手の存在感)
  2. S:シナリオスキル(内容を論理的に組み立てるスキル)
  3. D:デリバリースキル(自分の考えを相手に伝えるスキル)

次にそれぞれの構成要素について説明します。

P:プレゼンス

ここで一つのプレゼン動画を見てください。

この動画では、長年教育現場に携わってきたリタ・ピアソンさんが子ども達には理解してあげる味方が必要である、ということを主張しています。様々なエピソードを交えながら面白おかしく、だけどとっても大切なことを熱く語ってくれます。

日本語訳はこちら

このプレゼンはTEDの数あるプレゼンの中でも特に好きなプレゼンです。話す内容も素晴らしいのだけれども、スピーカーのリタ・ピアソンさんのプレゼンスが凄いのです。長年教育の現場に身を置いてきたところから得られたであろう自信、そして優しい笑顔、大きなお腹などで構成される彼女のプレゼンスには圧倒されるものがあります。

このプレゼンスというのはプレゼンテーションを構成する重要な要素の一つです。たとえ話す内容が論理的でなくても、話し方がつたなかったとしても、相手にメッセージを伝えることができる重要なものです。さきほどのリタ・ピアソンさんのプレゼンテーションでは話す内容は論理的とは言いがたいものがありますが、プレゼンスが圧倒的なので、帳消しにしてしまっています。

では、プレゼンスはどのように身に付ければいいのでしょうか?プレゼンスを高めるには自信があることや、笑顔であることなど人を惹きつける魅力が必要です。これらは演じることは出来るかもしれませんが、基本的には内面から染み出てくるものなので、普段から自分を高めるよう切磋琢磨しつつ、周囲の人への気配りを欠かさないことが大切だと考えます。

S:シナリオスキル

シナリオスキルとは、プレゼンテーションで話すコンテンツのことで、ここではいかに論理的にコンテンツを作れるかが重要となってきます。論理的なコンテンツかどうか、という観点ではTEDのプレゼンのほとんどが素晴らしいものなので、YouTubeやTED公式サイトで確認してみると良いでしょう。

かの有名なスティーブ・ジョブズがスタンフォード大学で行ったスピーチは優れたシナリオのプレゼンテーションの一つです。3つのストーリーを話しながら、最後にそれぞれのストーリーが繋がり、卒業生へのメッセージでまとめられます。話がとても論理的でわかりやすいですよね。

シナリオスキルのポイントとしては、準備次第でいくらでもよく出来るということです。最初に挙げたプレゼンスは一朝一夕で身につくものではありませんが、シナリオスキルは準備をすればするほど良いコンテンツが作れます。時間を掛けただけ良い物に仕上がりますので、プレゼンテーションのシナリオ作成には準備をしっかり行うことが重要です。

D:デリバリースキル

最後の構成要素の一つがデリバリースキルです。デリバリースキルとは伝えたい内容を相手に伝わるようにするスキルです。どんなに良いシナリオができても、それが相手に伝わらなくては意味がありません。

ここでもう一つプレゼンの動画を見ていただきたいと思います。

このプレゼンでは、「頭が良さそうにTED風プレゼンをする方法」として数字やグラフを出す、観客に問いかける、などのいくつかのテンプレートを提示しています。つまり、ウィル・スティーヴンはTEDプレゼンのデリバリースキルについて話をしているのです。

ここで面白いと感じたのは彼が話している内容にはシナリオ(コンテンツの中身の部分)がないにもかかわらず、デリバリースキルだけでそれっぽく見せることが出来るということです。相手に何かを伝えるには、伝わりやすいテンプレートがあることがわかりますので、これらをうまく活用してデリバリースキルの向上に活かしましょう。

まとめ

プレゼンテーションを3つの構成要素=PSDに分解し、この3つを意識してプレゼンテーションを行ってみてください。相手に伝わるプレゼンが出来るようになりますよ。